チェンバロ教室
クラシック音楽の愛好家の世界では、チェンバロ(ハープシコード、クラヴサン)の人気がますます高くなっています。しかし、まだまだ一般に開かれた教室はめずらしいのが現状です。
全くの初心者から、一般愛好家、専門家まで幅広く門戸を開いた教室です。
チェンバロは鍵盤楽器という点ではピアノと同じですが、発音の仕方が全く異なります。ピアノはハンマーで弦を打ちますが、チェンバロは爪で弦をはじきます(下の写真はチェンバロの爪)。なお、爪の材質は本来は鳥の羽軸ですが、現在ではデルリンという合成樹脂で代用されることが多いです。
発音方法の違いから、ピアノとは演奏テクニックが若干異なってきます。とはいえ、同じ鍵盤楽器として、無駄な力を使わない、小手先の動きではなく腰からの動きで弾く、などの基本は変わりません。 ピアノとチェンバロに共通する鍵盤楽器の身体技法カリキュラムについてはこちらをクリックして下さい。 ピアノ学習者にとってのギャップは、むしろ、チェンバロの時代である16〜18世紀の音楽観と、ピアノの時代である19〜20世紀の音楽観の違いによる演奏習慣の違いの方でしょう。
チェンバロを演奏するのにピアノが前提になることは全くありません。「チェンバロがはじめての鍵盤楽器です」という方も多くなってきています。一方、ピアノを弾かれる方の場合、ピアノ奏法が20世紀のピアノ教育改革をうけた自然な奏法であれば、そこからチェンバロに移行するのはやさしいと思います。
チェンバロは豊かな響きを持つ楽器ですが、録音やコンサートホールでの演奏ではなかなか本来の響きを体験することができません。高周波に包まれる独特の感覚があります。いまだに、「チェンバロでは強弱が表現できない」「チェンバロは音が小さい」などの誤解が見受けられるのも残念なことです。ぜひお気軽にチェンバロの世界をお楽しみいただければと思います。
17〜18世紀の絵画に現れたチェンバロ
レッスン日時: 9:30〜22:00(曜日についてはこちらをクリックして下さい。)
レッスン料 | 月単位(1) | ワンレッスン |
8000円 | 1時間5000円 |
無料体験レッスンあります。(30分程度 お一人様1回のみ)